サーフ surf

サーフ ダイビング用語

サーフ surf

 外洋で生成した波長の長い波が、沿岸に近づき、水深が波長のおよそ2分の1になると、波が変形し始める。次第に山が鋭くなり、やがては崩れて砕波(さいは)breaking wave になる。波が崩れ始めると、水は波動から移動にかわり、大量の水が岸に押し寄せる。

 押し寄せる波は、海底の地形に応じて、「砕波」になったり「巻き波」になったりする。これらの崩れ波を総称して磯波とよぶ。
 押し寄せた水は、海底を這うようにして「底びき」となって沖に戻る。また沿岸流をつくり、離岸流となって沖に流れ戻る。

サーフ

サーフソーン  surfzone

 波が海岸に押し寄せて、波の頭が崩れ砕ける地点から岸までの間の磯波が発生する区域をいう。サーフソーンは、岸から出入りするダイバーにとって最も危険な区域である。白く泡立った水は、空気が含まれるので軽く、ダイバーの身体は重くなる。

 最も安全なエキジット方法(水から上がる方法)は、カメが浜に這いあがるように、両手をついて這い上がる方法である。それでも危ないような状況であれば、泳いで回り込んで、波の静かな場所を探す。

 上がる場所がどうしても見つからなければ、相当、離れたところまで泳いでも安全な場所から上がる。

サーフビート surf beat

 岸に打ち富せる波は、人きな波が何回か続くと次は小さな波か続く、これが繰り返される。岸への益ジェットでは、このリズムを見て取り、小さな波のサイクルの時に岸に向かって全力で泳いで上がる。

サーフエントリー

波のある所で岸や浜から海に入っていくこと。波に翻弄されないようなコツが要求される。

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