ダウンカレント down current

ダウンカレント ダイビング用語

 ダウンカレント down current

下方に向う流れのこと。異質の水塊が接する場所や流れが収れんする場所、複雑な地形に強い流れが当たる場所では海底に下降する流れが起こる。

 伊豆諸島や下田の神子元島、トカラ列島、奄美大島など海底形状が急峻で、流れの速い黒潮流域の島嶼近辺水域ではこのような流れが形成されることが多いから、厳重な注意が必要である。ダウンカレントの起こる場所は、湧昇流も同時におこる。魚群の集まるところでもあるから、人気の高いダイビングスポットでもあるが、初心者には危険である。

ダウンカレント

ダウンカレント脱出方法:

【1】ダウンカレントに巻き込まれたことを、他のダイバーに伝える

とっさのダウンカレントで、自分だけがグループやバディから離れてバラバラになってしまうと、さらに危険です。ダウンカレントを感じて、自分のフィンキックだけでは脱出不可能だと感じたら、ベルやホーンなどで、ガイドやバディに知らせましょう。誰かの力を借りれば、脱出することができるかもしれないですし、自分1人だけが誰も知らないうちに突然はぐれてしまうというリスクも回避できます。

【2】フィンキックだけで抜け出せるかどうかを探る

当然のことですが、ダウンカレントは下向きの流れなので、それに逆らって上向きにキックする。もしも水底を這って移動できそうなら、それも試してみましょう。強いダウンカレントの流れの幅はそんなに大きくないことが多いので、流れに逆らうだけでなく、横方向にも泳いでみてください。

【3】浮力を利用して脱出する

フィンキックだけではどうしようもない場合は、BC等の浮力を利用して上向きの力を確保しましょう。ただしこれはダウンカレントから抜け出すことができても、下手をすると勢い余って水面まで急浮上してしまうことになりかねないため、十分注意が必要です。フィンキックの力で脱出できるくらいまでBCに吸気をし、その浮力を利用してダウンカレントから脱出します。BCに最大まで吸気をしても浮上できない場合は、ウエイトも捨てます。浮上する途中で、ダウンカレントから抜け出せたことを感じたら、BCを排気して水面まで急浮上しないようにしましょう。

 ダウンカレントの抜け方

ダイビング用語
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自己紹介
モンちゃん
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はじめまして、ダイビング歴約25年のモンです。
潜りはスキューバーダイビングから始まり、最終的にはPADIのダイブマスター迄資格を取得しましたが、酸素ボンベの重さ、潜水病のリスク等を考慮して15年前からはシンプルで装備も簡単なフリーダイビングにトライしました。
このブログ『あなたもできる!初めてのフリーダイビング』はフリーダイビングを始めてからの日記、ノウハウの記録集として作成しました。

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