パスカルの法則(流体内の圧力の伝達) Pascalls law
気体は圧縮されるが、液体は圧縮されない。
液体は圧縮されないから容積を変えずに加えられた圧力と同じ圧力になる。ビニール袋に水を入れて、水深1,000mに沈めてもビニール袋は圧縮されない。ビニール袋の中の水は、外の水圧と同じ圧力になっている。
密閉した容器内の静止流体の任意の一点に圧力を加えると、容器内の液体の全ての部分が加えられた圧力と等しくなる。つまり、容器内の液体すべてにその圧力が伝達される。人間の身体は皮膚という袋(容器)に入り骨格で支えられているものとして、身体にかかる圧力は、全ての部分に等しく伝達され、身体の中の圧力と外の水圧は等しくなり、潰れることはない。
水は流体であるから、パスカルの原理により、水中にあるものは、どの向きの面にも均一に圧力を受ける。すなわち、―定の深さのところでは、水深計を上向きに置いても、下向きにおいても、深度指示は同じである。
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