ジャック・イブ・クストー(Jacques Yves Cousteau)

ダイバー列伝

ジャック・イブ・クストー

ジャック・イブ・クストー(Jacques Yves Cousteau)

1910~1997

フランス 海洋探検家

 

 

フランス南西部ボルドーに生まれました。

海軍兵学校を経て航空士官学校に進みましたが、自動車事故にあい、巡洋艦士官に転向し、フランス海軍砲術官として勤務しました。

その後、海の中に広がる未知の世界に魅せられて研究を始め、エミール・ガニャンの技術協力を得て、1942年にはスキューバ(商標名アクアラング)を開発しています。

 

 

 

 

 

 

1950年から海洋調査に乗り出し海洋調査船「カリプソ号」で海洋調査の指揮をとるようになり、紅海の調査を皮切りに世界の海を回り、1953年には著書「沈黙の世界」がベストセラーになります。

1956年には、海中の世界を紹介した同名の映画「沈黙の海」を制作し、カンヌ映画祭グランプリ、アカデミー賞を受賞しています。

1957年に海軍を隠退して、モナコ海洋博物館長に就任。

 

 

また、彼は海で観察を続けるうちにだんだんと自然破壊・海洋汚染の実態を知り。

地球環境学者としての生き方を強めていきます。

1992年の地球サミットに出席して環境破壊を警告し、核兵器にも強く反対して、

母国フランスでの核実験再開に際してはだれよりも真っ先に激しく批判しています。

 

「世界でもっとも有名にして愛されたフランス人」と称賛されていましたが、

1997年6月25日午前にパリ市内の自宅で他界しました。87歳でした。

 

 

日本では、1970年代から1980年代にかけてのテレビドキュメンタリー番組『驚異の世界・ノンフィクションアワー』(日本テレビ系列)で放送された、自身も出演する『クストーの海底世界』シリーズでつとに知られる。

 

 

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