減圧症  decompression sickness

ダイビング用語

減圧症

 減圧症とは、潜水や圧気作業などで、高圧環境下にさらされた際に、窒素などが体内に多く蓄積され、地上圧に戻った際に過飽和となり体内で気泡化することで生ずる疾患をいう。気泡は神経、筋肉などを圧迫し、血管内の血流を阻害して障害を発生させる。さらに、血管内に生じた気泡が引き金となって、血管内血液凝固現象や血液濃縮や組織の浮腫、炎症の悪化など、種々の複雑な生体の反応や変化が、滅圧症の発症や重症化に深く関わる。
 血管内に生じた気泡が、塞栓を形成することで障害を発生するが、このことは動脈ガス塞栓と変わりはない。実際、減圧症で意識障害が生じた際には、減圧症と動脈ガス塞栓症を厳密に鑑別診断することはできない。そのため、近年はdecompression sickness ではなく、decompression illness という言葉が使用される。

減圧症

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自己紹介
モンちゃん
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はじめまして、ダイビング歴約25年のモンです。
潜りはスキューバーダイビングから始まり、最終的にはPADIのダイブマスター迄資格を取得しましたが、酸素ボンベの重さ、潜水病のリスク等を考慮して15年前からはシンプルで装備も簡単なフリーダイビングにトライしました。
このブログ『あなたもできる!初めてのフリーダイビング』はフリーダイビングを始めてからの日記、ノウハウの記録集として作成しました。

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