アクアラング
1943(昭和18)年フランスのジャック・イブ・クストーは、-フィン・マスクを使うスキン
ダイビングの延長線上で、高圧空気タンクを背負って自由に潜る呼吸装置、アクアラングを開
発した。これは。呼気を全部外に開放してしまう開放回路型で、ボンベから多量の気泡がでて
くる。このため、隠密戦闘行動には向かない。
しかし一方、閉鎖回路型よりも安全性が高い、このアクアラングの誕生で、ダイビングが
プロのダイバーだけのものではなくなり。スポーツマン、研究者、カメラマンに水中世界が
解放されることとなった。だが同時に、容易に習得できるようになった結果、訓練不足による
潜水事故も多発するようになった。
開放回路型は、アクアラング以前にも1933(昭和8)年フランスのル・プリュールによる
手動式の減圧弁を用いた開放式潜水器などがありそれなりの成果を上げたが、現存しているの
は、クストーのアクアラングの進化形だけである。
なお、後にアクアラングは商標登録されたため、一般名称はスクーバ(SCUBA)である。
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