1分で体がすっきり生き返る鼻トレ!
深く呼吸できれば体はぐんと楽になる!体質改善のもっともシンプルな方法。あなたは本当に自分の鼻を正しく使えていると言い切れますか?
① 右手の親指を右小鼻に、中指を曲げた状態で左小鼻に当てて閉じる。ほかの指も曲げたまま。
② 親指をゆるめて右鼻孔から吐く→吐く→吸う→吸う。
③ 右鼻孔を閉じて中指をゆるめる。左鼻孔から吐く→吐く→吸う→吸う
④ 左鼻孔を閉じる。
⑤ ②~④を3~5回繰り返す。吐く/吸うを2回ずつ行うことで、「ちゃんと吐き切る/しっかり吸い込む」という習慣が身につき、陽と陰のエネルギーの流れが良くなります。
本の内容
●鼻を鍛えると何がいいの?
●第1部 「これだけ!」基本の鼻トレ!
●第2部 「悩みに対応!」症状別鼻トレ!
●第3部 「レベルアップ!」美しいからだのための鼻トレ!
・花粉症
・不眠症
・肩こり
・便秘
・胃腸の不調
・自律神経の乱れ
・免疫力の低下
・だるさ
・顔のむくみ
・イライラ
・気合が足りない
・集中力が高まらない
こんな症状に悩んでいたら、「鼻トレ!」
著者 紹介 深堀真由美
宮城県生まれ。15歳でヨガを始め、短期大学を卒業後、本格的にヨガを修行。自分の心身の変化に驚きと喜び、楽しさすら覚え、人間の「生命の営み」の奥深さと神秘に感動する。1991年、東京・西新宿に「深堀真由美ブリーズィングヨガ教室」を開校し、生命を輝かせる「丹田呼吸」をベースにした「ブリーズィングヨガ」を提唱。2005年に「深堀ヨガスクール」と教室名を変更し、多くの生徒を指導している。指導歴は35年以上。現在、書籍や雑誌、テレビやWEB、セミナーなど幅広い舞台でヨガインストラクター
片鼻呼吸法 (ナーディー・ショーダン)とは?
ナディとは、「気の通り道」の事、ショーダナとは、「浄化」という意味があります。
この呼吸法は、左右の鼻から交互に呼吸することで、自律神経が整い、心身のバランスをとる効果があります。
私たちは普段から両方の鼻で呼吸をしているわけではありません、片方の鼻で呼吸をしているのが普通なのです。
試しに鼻の下に軽く手を当てて確認してみてください。
片方の鼻から息が吐き出されていることが確認できますよね。
実は無意識のうちに鼻の粘膜が2~3時間ごとに交互に膨らんで、片方の鼻を休ませて粘膜の乾燥を防いでいるんです。
これを意識的に行うのが、ヨガの片鼻呼吸法(ナディショーダナ)という呼吸法。
右の鼻での呼吸は、左脳を活性化させ、陽の気質(活発さ、緊張感、興奮感)を生み出します。
左の鼻での呼吸は、右脳を活性化させ、陰の気質(リラックス感、落ち着き、穏やかさ)を生み出します。
ノーベル呼吸法とは
片鼻呼吸法(ナディショーダナ)ですが、ノーベル呼吸とも呼ばれています。
ノーベル呼吸と呼ばれるのは、その名の通りノーベル賞の受賞にも関わっている呼吸法だから。
今から20年前に、片方の鼻で呼吸をおこなうことで一酸化窒素がつくられ、血管を拡張させて酸素や栄養を全身に行き渡らせる効果があることをアメリカの研究者が発見しました。
この片方の鼻で呼吸することで自律神経を整える効果があるという研究成果が1998年にノーベル生理学医学賞を受賞したからノーベル呼吸法と呼ばれています。
4000年前から伝わるヨガの呼吸法が20年ほど前の科学によって証明されたのです。
そして、片鼻呼吸法(ナディショーダナ)の効果は自立神経を整えるだけにとどまりません。
片鼻呼吸法(ナディショーダナ)で一酸化窒素を取り込むことは血圧やコレステロール地を下げるので、高血圧や脳卒中、心臓発作、動脈瘤、動脈硬化などの予防効果もあることが研究によって明らかになりました。
脳神経が活性化することから認知症の予防にもなりますし、免疫機能が活性化することからがんの予防にもつながるのです。
片鼻呼吸 「ノーベル呼吸」のやり方
(1)両鼻から大きくたっぷり息を吸って、息を全て吐き出します
(2)右手の親指で右の小鼻を押さえながら、ゆったりと左の鼻から息を吸います
(3)一瞬息を止めます(1秒程度)
(4) 今度は、薬指で左の小鼻を押さえながら、右鼻から細く、長く、息を最後まで吐き出します
(5)次に右鼻から息を吸います
(6)一瞬息を止めます(1秒程度)
(7)今度は、右の小鼻を押さえながら、左鼻から細く、長く、息を最後まで吐き出します
※この1セットを1日20回行う
<ポイント>
ポイント「片鼻を閉じる」
ポイントは片鼻を閉じる事。
閉じている方の鼻の中に一酸化窒素がたまり片鼻ずつ呼吸することで、常に嗅神経を刺激し続けることができるのです。
youtube動画 片鼻呼吸法、ノーベル呼吸法
youtube動画による片鼻呼吸法、ノーベル呼吸法
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