ワンツー呼吸法【図解】

呼吸法

小林式 自律神経ストレッチ

自律神経を整えるにはストレッチが有効だが、これまで行われることの多かった「手足を伸ばすだけの動き」ではなく、手首や足首を左右ロックして行うことで四肢と体幹が一体となり、血流を促進、自律神経機能に作用させることができる。また「呼吸法」も自律神経コントロールに有効な手段だが、血流が体の隅々にいきわたるように全身を意識して呼吸することで、有意な作用を可能にする。

著者 小林弘幸

1960年、埼玉県で生まれる。
1987年、順天堂大学医学部卒業する。1992年、同大学大学院医学研究科修了。
ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、
アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。
現在は、順天堂大学医学部教授を務める。

自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、
文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。

 

1:2(ワンツー)呼吸法 やり方

4秒吸って、8秒吐く、呼吸法。

大事な交渉やプレゼン、意中の相手とのデートの前などは、誰でも緊張するものです。しかし、緊張すると交感神経が刺激され、呼吸が浅くなるため、血流が悪くなり、思考力・判断力・発想力なども低下してしまいます。

名医といわれる人たちは集中力を持続させ、本来の力を発揮することができます。なぜでしょうか? 実は、これには呼吸法が大きく関係しているのです。

 極度にプレッシャーがかかる状態で、本当の集中ができる人は、無意識に「1吸ったら、2吐く」、つまり「1:2(ワンツー)呼吸法」をしています。自律神経が非常に高いレベルで安定するので、周囲の状況を的確につかむことができ、細かい作業を思い通りに行うことができます。
「1:2呼吸法」のやり方は、とても簡単です。

①下腹部に両手を当てて、腹式呼吸を意識しながら4秒くらいかけて、鼻から息を吸い込みます。

②口から、倍ぐらいの時間をかけて、息を吐き出します。
囗をすぼめて、腹筋を使うとやりやすいでしょう。

 

③①と②を繰り返します。
最初は1分、慣れてきたら3分を目安に、やりすぎに注意してください。

1:2(ワンツー)呼吸法

 

動画 1:2(ワンツー)呼吸法

パニック症候群や緊張の時に用いる呼吸法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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