エアーエンボリズム(外傷性空気塞栓症)

エアーエンボリズム ダイビング用語

エアーエンボリズム(外傷性空気塞栓症)

スキューバダイビングで、急激に浮上したために肺の空気が膨張して破裂してしまい、その結果、血管中にその空気が入ってしまって血流を止めてしまうこと。

肺の過膨張による最も重状な障害です。周りの圧力(環境圧)が減少して、肺の最大容積以上に膨張した肺の中の空気は、肺胞を破いて毛細血管に入り、血液の流れに乗って心臓に行き、そこから動脈によって全身に運ばれます。

空気が混ざった血液が脳細胞の毛細血管にいくと、その毛細血管を空気が塞いで細胞に新しい血液が供給されなくなります。つまり、毛細血管内に空気の栓ができてしまうのです。脳細胞は酸素が途絶えるとすぐに壊れます。

エアーエンボリズム

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