ヘルメット式潜水 helmet diving 

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ヘルメット潜水2

 ヘルメット式潜水 helmet diving 

金属製のヘルメットとゴム製の潜水服で構成されている潜水器で、潜水中は常時連続的に潜水者への送気が行われ、排気は海中へ直接放出される。ヘルメットは金属製であり、硬いが、硬式ではなく、軟式潜水器(環境圧潜水器)の範ちゅうに入る。

 水中での呼吸が楽に行われること、船上との通信が良好なこと、保温が容易に行えること、構造がシンプルなことなどの長所がある。反面、使用方法の習得に時間がかかること、潜水墜落や吹き上げの危険が大きい、装備全体が大きく重い、専用の潜水母船(潜水作業船)を使用しなければ作業できないなどの欠点がある。

ただし、装備は重くても、水中での動作は鈍重ではなく、熟達してしまえば体にかかる負担は応需弁送気式よりも小さいともいえる。現在、ヘルメット式の潜水士のほとんどが60歳以上の高齢であっても仕事を続けていることがこれを証明している。水中で重量物を持ち上げ動かす時、応需弁式ではリフトパックなどの浮き袋で持ち上げなくてはならない石なども大きなものでなければ、潜水服の浮力で持ち上げ移勁できることもあり、港湾工事などで水面から投げ込んだ石を平坦にならす、石ならし工事などで
は効率がよい。しかしながら、減少しつつあるのも事実であり、新しいヘルメット式潜水士の参入は少ない。

関連記事:環境圧潜水(軟式潜水)

ヘルメット潜水2

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コメント

  1. 毛利 邦彦 より:

    横須賀製鉄所の明治11年の手引き草に潜水服の画があり、このホームページの構造と比較しましたが、ほとんど大きな変更がなく驚いています。
    横須賀製鉄所は慶応元年にフランスの技師により建築されたもので浚渫を含めて、その時代の新しい技術を導入しています。
    明治11年と時代が過ぎた手引き草ですが、明治初期に日本に持ち込まれた潜水服は各地にひろまり改造され今日に至っていると思います。
    本図について、HP利用の了解をお願いしたいと思いますが、またその利用図についての送付先をお教えいただければ幸いです。元 東京海洋大 客員教授 毛利邦彦

  2. 毛利 邦彦 より:

    分かりやすい潜水服の図解です。ㇺ足の千服との比較が良く理解できます。