ブラックアウト

ブラックアウト ダイビング用語

ブラックアウト

 酸素欠乏から脳低酸素血症に陥り、意識喪失に至ることをいう。

通常、ブラックアウトが起きるのは血中のCO2濃度が高いにも関わらず呼吸をせずに我慢した事で、酸素分圧(溶存血中酸素)が一過的に低くなった為に意識を失うものである。

これは、二酸化炭素分圧CO2 が2%足らずでも酸素分圧が16%を切ってしまうと失神の恐れがあり、これをブラックアウトと言うが、潜水を終わり浮上時の浅海(シャローウォーター)で起き易くなると言うより、起きる為に注意を最も必要とする。

ブラックアウト

 シャローウォーターブラックアウト

 息をこらえて潜水した場合、浮上による環境圧の減少で血液中の酸素分圧が下がり、水面近くまで浮上したとき酸素欠乏状態になり失神することをいう。

 スキンダイピングで深く潜水すると、肺内の空気が圧縮されて酸素の分圧が一時的に増加する。高分圧の酸素が血液内に溶け込むため、動脈血液中の酸素も増加して、苦しさが軽減する。過度のハイパーベンチレーションを行い、さらに水中に長く留まりすぎると、浮上による水圧減少とともに肺内の酸素分圧は低下し、さらに長時間の呼吸の停止により動脈血内の酸素も消費されていることもあり、動脈血の酸素は急激に低下して水面近くまで浮上して意識を消失する。

 

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