バディシステム buddy system
2人1組の行動単位をバディという。水上からの直接支援が受けられないスクーバでは、2人1組で助け合って行動することが原則であり、2人1組の行動をバディシステムという。
2001~2010年の潜水事故分析表(表6-1-2)によれば、バディシステムの不遵守を原因とする事故は421例中16例と、多くは無いが、他の原因に分類されていても、バディ不遵守が間接的に事故の引き金になっていることは多く、また、バディに救助される例も多いことから、バディシステム遵守が安全なダイビングヘの鍵であることはまちがいない。
なお、フーカー潜水、ヘルメット潜水など、送気式の潜水では、2人で並んで潜水するとホースがからみあってしまう可能性もあるので、1人で潜水することを薦めている場合もあるが、送気式は、船上のテンダー(綱持ち、送気員)と潜水士とのバディであるともいえる。送気式潜水のテンダーとダイバーは、電話器で連絡し合うのが常である。
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