肺圧外傷(肺の過膨張、破裂)

肺の破裂 ダイビング用語

肺圧外傷(肺の過膨張、破裂)

潜水して高圧の気体を吸入した後に浮上する時、息を止めたままでいると水圧の低下に従い、肺内の空気は体積を増し、肺を膨張させる。そして息を止めたまま浮上すると、肺は過膨張し、肺破裂に至る。

肺の破裂

肺破裂の症状  symptoms of burst lung

 肺破裂の症状は、胸部の圧迫感や息切れ、呼吸困難や血痰などである。皮下気腫が起これば頚部の腫れ、気胸が起こればその程度に応じて肺機能の低下を招く。動脈ガス塞栓に進展し、中枢神経系(脳)に塞栓が起これば脳梗塞を起こし、麻橡、脱力・痙攣・意識障害もしくは意識喪失が生ずる。

 

 肺破裂の処置 treatment of burst lung

 肺が破裂したと推定された場合は、医療機関を直ちに受診する。動脈塞栓が疑われる場合は、再圧治療が必要な場合もあるが、再圧治療は動脈塞栓に対する治療であり、肺破裂自体の治療には手術を要する場合もあり、その選択は慎重を要する。疑わしい場合は、とにかく酸素吸入を行う。
 皮下気腫が認められ気胸の存在が疑われる時の再圧治療は、気胸を増悪させる可能性もあり、慎重を要する。

 肺破裂の防止 avoidance of bust lung

 浮上中に注意すべきことは、急浮上をしない、呼吸を止めない、上を向いて気道を開放するの3つである。3m、1mで浮上の一時停止を行うことも有効とされる。緊急浮上の時は。呼吸を止めないことを目的に、声を出しながら浮上する。

 何らかの肺疾患がある場合は、浮上時にいくら注意をしても。肺胞の破裂が生じやすくなっている。それは、末梢の気管支レペルで分泌物による弁様の気管支閉塞機序が生ずる可能性が高まるからである。重症な呼吸器疾患を患っている場合は、潜水は中止すぺきである。

 

 

 

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自己紹介
モンちゃん
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はじめまして、ダイビング歴約25年のモンです。
潜りはスキューバーダイビングから始まり、最終的にはPADIのダイブマスター迄資格を取得しましたが、酸素ボンベの重さ、潜水病のリスク等を考慮して15年前からはシンプルで装備も簡単なフリーダイビングにトライしました。
このブログ『あなたもできる!初めてのフリーダイビング』はフリーダイビングを始めてからの日記、ノウハウの記録集として作成しました。

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