オーバーウェイト
オーバーウェイトとは、普通にダイビングをするために本来必要な量以上のウェイトを付けている状態です。
次にあげるような点に心当たりがある人は、実は普段からオーバーウェイトで潜っている可能性が高い。
潜降の時に楽々沈めてしまう。
水深5mくらいまでの浅場でもBCDが必要。
インストラクターや上級者ダイバーでも、ウェイト量が適正だと、しっかりと息を吐ききらないと潜降は出来ません。 また本来水深5mくらいまでであれば、呼吸のトリミングだけで浮力調整が可能なので、浅場でBCDを操作している人は沈み気味の可能性があります。
オーバーウェイトの弊害
オーバーウェイトの状態で潜降していくと、早い段階から呼吸だけでは中性浮力が取れなくなってしまうので、頻繁にBCDに給気をすることになります。ダイビング中は何度も何度もBCDを操作することになり、そして浮上の際もかなりこまめに排気をしていかないと余計に浮き上がってしまい、ガイドのお世話になる展開が予想されます。
またオーバーウェイトだと腰が沈みがちなのに加え、BCDに空気が入っている時間が長くなるため上体が起き、立ち姿勢になってしまいます。これでは泳ぐ時に体が抵抗になって、フィンキックが効率よく推進力になりません。キックする度に上に進む力が働くので浮き上がりやすい状態でもありますね。足が下がっていることで砂地では砂を巻き上げる原因にもなりますし、良いことはありません。
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