フィンキック(フィンワーク)
フィンの動かし方、使い方。
フィンワークの姿勢 body posture fin work
水面を効率よく移動するためには、水の抵抗の少ない姿勢をとる必要がある。まっすぐに正面を見てマスクの上縁が水面すれすれに、フィンの先端が水面に出るように、腰と背すじを伸ばすようにする。
ダイビングでのムダな泳ぎを無くし、水中での滞在時間を長くする為には泳ぎの基本『ストリームライン』が必須である。
フラッターキック flutter kick
クロール泳法で行うバタ足。フィンを左右交互に上下に振り、一般的に毎分18~20回のペースで行う。横向きでも背泳の形でも同じように泳げる。一般に、スノーケリング、スキン・ダイビングおよびフリッパー競技ではこのキックを行う。
脚を伸ばして関節は柔らかくし、太腿からフィンの先端までを、柔らかく大きくしなるムチのようなイメージで動かす。フィンの蹴り上げと蹴り降ろしの幅は、小さくなく、しかし極端に大きく動かすのは実用的でない。
フィンのブレードで水を押す力によって推進する。
アップストローク up stroke
フィンを蹴り上げる動作。フインの裏側の上に水を載せるようにして蹴り上げる。スピードのある泳ぎ方ほどアップストロークで大きな推進力が生み出される。
ダウンストローク down stroke
フィンを蹴り降ろす動き。蹴り上げるアップストロークと組み合わせてフラッターキックが完成する。ダウンストロークからアップストロークに移る瞬間、アップストロークからダウンストロークに移る瞬間に、足首のスナップを効かせる。
ドルフィンキック dolphin kick
両足を揃えてイルカのようにキックする。瞬間的な加速が得られる。水中では最も効率のよい泳ぎ方であり、フリーダイビングでは、ほとんどこのキックを使う。
自転車漕ぎ rowingbike
自転車のペダルを漕ぐように、膝を曲げて脚を腹の方に引きつけてフィンを動かすキック。
推進力の発生が小さい効率の悪いキックの代表である。
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