マーテイニーの法則 martini effect

窒素酔い2

 窒素酔いの症状を度数の強いカクテルを飲んで酔ったときの状態にたとえた法則をいう。窒素酔いは、深度が増すほど強くなる。水深30mから下は、10m深くなるたびに強いカクテルを1杯飲むのと同じように酔うといわれている。ただし窒素酔いは個人差が大きく、法則性があるわけではない。酒酔いと比べて半分冗談でいわれている比喩である。

 窒素酔い(ナルコシス)nltrogen narcosis

 窒素酔いとは、窒素分圧がおよそ3.2気圧以上の気体を呼吸したときに生ずる麻酔作用をいう。ナルコシスという言葉が世界で通用する言葉であり、テクニカルダイビングなどでの常用語であるため、第5章ではナルコシスを項目夕イトルにしているが、労働安全衛生規則には、窒素酔いとなっているので、ここでは、「窒素酔い」とする。日本語としても窒素酔いである。

 窒素は、空気の成分として大部分(約78%)を占める。大気圧環境では、特に毒性を示すことはないが、潜水する水深が30m以上になり窒素分圧が上昇すると、窒素酔いの症状が出る。症状は、酒に酔うのと似ており、深さに比例して症状は重くなる。軽いものは注意力散漫などになり、水中撮影の際に、ピントを合わせ忘れたり、間違いが多くなる。さらに深く潜水すると、笑いが止まらなくなったり、浮上するのをやめてしまったり、マウスピースを外してしまったりすることもあり、最終的には意識を
失う。
 窒素酔いは、個人差が大きく、また窒素酔いに対する耐性が訓練で高まるので、発症する深度を特定することは難しい。

窒素酔い2

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