フリーダイビング

フリーダイビング

 自らの肺に蓄えられる空気のみを用いて、いかに水面下で長く息をこらえ、さらに水中を水平方向に遠く、垂直方向に深く潜水できるかを競う競技である。この語句は以前、送気式のホースなどに拘束されずに自由に水中を泳ぐダイビングを意昧していたが、やがてスキンダイビングを意昧する言葉になりさらに競技としてのスキンダイピングが盛んになってからは、その競技を指す言葉として使われるようになってきている。

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アプネアとは

 ラテン語を語源としとして医学分野で用いられる「無呼吸」を意味する言葉であるが、ダイビング分野においてはフリーダイピング競技を指す言葉として用いられる。1992(平成4)年11月2日。フランスにてフリーダイビングの振興のために作られた団体(AIDA)が、その団体名にApne(フランス語、英語ではApnea)を冠したことから、ダイビング分野においてフリーダイビング競技=アプネアと呼称することが一般的となった。

 このほか、アプネアとほぽ同様の活動を表す言葉として、スキンダイビングとブレスホールドダイビングがある。スキンダイビングにはアプネアに含まれる水面付近で息を長くこらえるという要素(スタティック競技:後述)は含まれていないと考えられる。この点は前述したAIDAが、その団体名にダイビングという言葉を用いなかった事とも関連している(スタティック競技に潜るというニュアンスが多分に含まれているとは言い難い)。さらにブレスホールドダイビングは、学術的に最も広く受け入れられている言葉であり、多くの学術論文ではスキンダイビング、フリーダイビングおよびアプネアという活動を指して、ほぼこの言葉を用いるのが通例となっている。よって日本語においても、学術的分野においてはブレス(息)。ホールドにらえ)、ダイビング(潜水)「息こらえ潜水」という言葉を用いるのが適切。

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フリーダイビングの競技種目

スタティック

 水面付近にて息をこらえ。その時間を競う種目である。競技者の要望によって、競技中は介添え者を付けることができる。介添え者は競技者の意識が保たれているかを判断するためボディタッチを行い、競技者は指を動かす等で答える。国内。国際、世界選手権などで、必要な水深やボディタッチを行う時間および間隔などのレギュレーションが異なる。
【世界記録】
男子11分35秒:
      Stephane MIFSUD 2(X刃年6月
女子8分23秒:
    Natalia MOLCHANOVA 3XS 年8月
【日本記録】
男子7分25秒:篠宮龍三2006年9月
女子6分32秒:広瀬花子2011年10月

ダイナミック

 水平潜水の距離を競う競技をいう。フィンの使用が認められているものをダイナミック・ウィズ・フィン、認められていないものをウィズアウト・フィンとい配一般に競泳用プールの短水路または長水路を使って競技会が開催されている。

コンスタント・ウエイト

 垂直に潜る深さを競う競技をいう。フィンを使えば、コンスタント・ウィズ・フィン使わなければウィズアウト・フィンである。

 2種目とも競技者の泳力だけで到達できる深度を競う競技で、水上の競技船から下ろされたガイドロープに沿って競技が行われる。競技中にウェイトを放棄することや、ガイドロープを手繰って潜降、浮上することは禁止されている。

【世界記録】
男子 -125m : Alexey MOLCHANOV
                2012年6月
女子 -101m : Natalia MOLCHANOVA
                2011年9月
【日本記録】
男子 -115m : 篠宮龍三2010年4月
女子 -82m:平井美鈴2011年9月

 

 フリーイマージョン

 競技船から下ろされたガイドロープを手繰って競技者が自力で潜降、浮上を行い深度を競う競技をいう。フィンの使用、ウェイトの途中放棄などは認められていない。

ヴァリアブル・ウエイト

 潜降にはスレッドと呼ぶ倦(ソリ)のような潜降器を使用し、浮上は競技者がガイドロープおよびフィンを使い自力で行う。浮上時にはウェイトを放棄することが認められているが、エアリフトなどの浮上を補助する器具の使用は禁止されている。

ノーリミッツ(アブソリュート)

 潜行を補助する器具や、エアリフトなどの浮上用を補助する器具に関する規定がない。つまり、何の制限もなく、ただ、閔息状態での深さを競う競技をいう。潜降にはウェイトを使用し、浮上にはエアリフトなどの浮きを使用して浮上する。

【世界記録】
男子214m Herbert NITSCH 2007 年6月

女子160m Tanya STREETER 2002 年8月
 なお、すべての垂直閉息潜水において、安全管理のため。競技者はあらかじめ目標深度を申告し、その申告深度に到達できるかの成否を競う。

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